スズキ「新型ジムニー」新型はどこが変わったのか?

スクエアデザインが人気復活のキー!!

新型ジムニー
新型ジムニーは、2代目ジムニーを思わせる四角いデザインにモデルチェンジして、軽のジムニー(JB64型ジ)とワイド版普通車のジムニーシエラ(JB74型)となって2018年7月5日に販売開始しました。

伝統的なクロカン四駆のデザインは、国内外で非常に評判がよく納期は1年とも言われています。

特にメルセデス・ベンツGクラスに似ていることから、早くも「Baby G」との愛称も生まれています。

全モデルの3代目ジムニーは、SUVブームだったこともあり、乗用車的なソフトなデザインが主流で時代に沿った丸みを帯びたデザインでした。

しかし、昨今は乗用車出来なSUVと本格クロカン4WDの住み分けがはっきりしてきており、より「らしい」デザインが好かれるようになため、堅牢なデザインになったようです。

このデザインは長年の歴史の中で培われたノウハウによって、悪路での路面やボディの感覚がつかみ易くなっており、実用的にも理にかなった形状なのです。

実際に運転席に座ると3代目ジムニーよりも前後左右の視認性が格段に向上。オフロードでは、障害物にギリギリまで寄せることができるようになりました。

新型ジムニーの進化したサスペンション

新型ジムニー
新型ジムニーは伝統的な機能である「ラダーフレーム」、「リジッド式3リンクサス」、「副変速機付パートタイム四駆」があります。しかし、それらはそのまま従来のままではなく新しく刷新されています。

「ラダーフレーム」は全く新しく変更されておりクロスメンバー2本とXメンバー1本を新たに加えて大幅に剛性を高め、ねじり剛性は1.5倍も従来より高めているため、走行安定性や乗り心地が大きく向上しています。

リジッド式3リンクサスの見た目は、3代目ジムニーほぼ同様ですが、バネレートやダンバーの内部構造を変更することで、減衰力を大きく高めています。

新型ジムニーの乗り味の向上は?

新型ジムニーは新らしいフレーム及びサスペンションの効果によって、乗り心地と操縦安定性が格段にアップしています。

「クロカン4WDは乗り味が固い・振動が激しい」などの特性を見事に変えたという大きな印象があります。

剛性アップの効果でハンドリングもシャープであり、高速走行の安定性も大幅に向上して不安なく行えます。

今までのジムニーは、エンジンに対して満足できない人が多くありました。

旧型ジムニー(軽)のK6A型ターボエンジンは、ショートストロークのためピーキーな特性でアクセルワークに神経質な部分がありました。

しかし新型ジムニー(軽)のR06A型ターボエンジンは、低速からのトルクも厚く、クロカン走行においても扱い易くなり、高速走行も楽になりました。

また新型ジムニーのATミッションは、新設されたロックアップ機構が追加されました。

そのため、旧ジムニーにあった再加速時のATミッションの「滑り」がなくなり、それと共に燃費の向上やスムーズな加減を味わうことができるようになりました。

新型ジムニーシエラはどう変わったのか?

新型ジムニー
今回のジムニーのモデルチェンジは「ジムニーシエラ(普通車)」が中心と言っても良いでしょう。

従来のシエラは、1.3リッターエンジンでしたがパワーが少なく、高速道路の上りの坂道では100km/hの巡航も厳しい場合もありました。

走行する場所によっては軽の「ジムニー」の方が加速が良い場面もあったほどです。

そのため旧型「ジムニーシエラ」が売れなかった理由に、この動力性能であったことも要因の一つです。

今回の新型「ジムニーシエラ」は、「K15B型1.5Lエンジン」を搭載して力不足のイメージを一気に払拭しました。

高速道路は、十分なトルクとパワーによってスムーズに力強く加速し、軽のジムニーと比較しても余裕ある走行性能が約束されます。

また、悪路の走行も太いトルクによって、力不足を感じることなく走行が可能になりました。

新型ジムニー悪路走行におけるバージョンアップ

新型ジムニー
悪路走行に関し、路面に対するアプローチアングルは新型ジムニーで大きく変わりました。

新型「ジムニー」の副変速機の切り替えについて、従来のスイッチ式から手動レバー式になりました。これは、より確実な操作を追求したためと、あえて悪路走行における「手動の儀式」が雰囲気を高めるためなのかと思います。

新型ジムニーが最も変化を受けたのは「ブレーキLSDトラクションコントロール」が標準の装備になったことです。

ブレーキLSDトラクションコントールはタイヤの1輪が空転したらその車輪にブレーキを掛けて、反対のタイヤに対して駆動力を掛ける制限装置です。
この装置によって片輪が空転するような悪路においても何のテクニックも必要なく走行することが出来るようになります。

これらの新しい装備と進化によって新型ジムニーは、どんなシチュエーションでも走行でき、万人に受け入れられる車になったと言えるでしょう。